つきあいも長くなると「ありがとう」を
わざわざ伝えなくてもわかってもらえるはず…
実は、ふうふ仲がうまくいくコツは、
小さなことでも言葉で感謝を伝えることなのです。
今さら照れくさい?
大丈夫、花王製品がお手伝いをいたします。
「これ、天ぷらにしたら旨そうじゃない?いっしょにつくってみたいな」妻の目がみるみるつり上がった。
友人からもらった露地野菜の人参。さぞ旨かろうと思って気軽に頼んだのだが、地雷を踏んでしまったらしい。
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妻の天ぷらは絶品なのだ。食べ盛りの子どもが独立してから、天ぷらがご無沙汰なのが寂しかっただけなのだが。
「あのね、揚げるだけじゃないのよ。野菜を切って、衣を作って、でしょ。油を用意して揚げて。洗い物もたくさん出るのよ」
「まるで仕事の工程みたいだな、分担できるかな?」
「じゃああなたは衣の準備と洗い物をやってくれる?私は切る、揚げるをやるわね」
包丁やピーラー、つぎつぎ出てくる洗い物に『キュキュット CLEAR泡スプレー』をかけておく。妻との会話が心地よく弾んだ。衣の材料は冷やしておくなんて初めて知った。彼女の好きな天ぷらが実は人参だということも。
揚げたてをほおばりながら、ビールで乾杯!
「久々の天ぷらおいしいわ。そういえば泡スプレーってあんな使い方もあるのね!知らなかったわ、ありがとうね」お褒めの言葉も頂いた。
晩秋人参の甘さがいっそう染みた。
この協働作業がこれからの スタンダードになりそうだ。
「パパ大変!大介が明日、彼女をうちに連れてくるって」
それは、突然の朗報であり、ドタバタ準備の幕開けでもあった。
「あいつ、彼女がいたんだ」 夫はにやにや悠長にかまえているけど私は興奮して、もう頭がパンク状態。
とりあえずリビングを掃除しなきゃ。 服はどれ着ようかな。
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「オレ、髪切ってこようかな。 でも今からじゃ時間がないか…」
「白髪だけでも染めたいな…どう思う?」
水を向けられたら仕方ない。大事に使っている『ブローネ ナチュリラ』、夫に貸してあげよう。
「へー、こんな簡単にできるんだぁ。いいね。
オレもこれから自分で白髪染めようかな」
翌日。何度も鏡を見て、セットに余念がない夫と私。
「パパ、少し若返ったんじゃない?」
「そぉか?ママもいい感じだよ」
ひょんなことから、私たち夫婦にも、久しく忘れていた“ときめき”めいたものが蘇り、くすぐったい。
今日まで無事連れ添えたのね。 パパも、ありがとうね。
さあ、息子の運命の彼女は、どんなひとかしら?
家で過ごす時間が増えたせいか、夫とのちょっとした口喧嘩が増えた。今朝も、脱いだ服をそのままにしていたので注意し、昼間に掃除機をかけていたら「昼寝中にうるさい」と言われたので、腹が立って、娘に電話して話を聞いてもらった。こんな時間をとりもってくれた子どもたちも、何年も前に実家を出ているため、しばらくは冷戦しそうだ。
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重苦しい沈黙の中、夕飯を食べ終わり、お風呂場へと向かう。
こんな日はゆっくり湯船に浸かろう。明日は一人で映画でも観に行こうかしら、なんて思いながらドアを開けると、洗面台の上に見慣れないバスケットが置いてある。
そこには『バブ』と、「ごめんね」と書かれたメッセージカードが添えられていた。口下手な夫の顔が浮かぶ。娘の入れ知恵かしら?せっかくなので、思いっきり堪能してやろうじゃない。
シュワシュワシュワ・・・
入浴剤が音をたてながら、少しずつ溶けていくのを眺めていると、ささくれだった気持ちもやさしく消えていく。湯船に入り、心地よい香りにつつまれながら、思いっきり手足を伸ばした。
そういえば結婚当初は、もっと派手に喧嘩してたっけ。
いつの間にか喧嘩も、仲直りの仕方も上手くなってきたもんだ。
お風呂からあがったら、いい湯だったよ、とあの人に言わなくちゃ。そして「明日一緒に映画を観に行かない?」と。
風呂上がりに、晩酌でもしようかと、いつものソファヘ向かったら、既に先客の妻と猫がいた。珍しいな。いつもならこの時間は、別の部屋で映画を観ているのに。
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「家で映画やドラマばかり観ているからね。」と
『蒸気でホットアイマスク』をはじめた妻。
自分も隣にそっと座って、アイマスクをつけてみた。
なるほど。あったか蒸気がじわじわ~っとひろがって気分までほぐれていく。
思わず「おぉ・・・」と声が出た。
今日も平凡な一日だったな…と
ぼんやりふりかえっていると
「夕方、パソコン直してくれたでしょ。ありがとね」と、唐突に妻が話しかけてきた。「あぁ、うん」「調べものしたかったから助かったわ。私、今度ガラケーからスマホに変えるじゃない?難しそうだから、教えてね」
「慣れたら簡単だよ」
つい口元が緩んでしまう。目を閉じてくれていて、よかった。何よりここ最近、囲碁のオンラインゲームに明け暮れ、妻と別々の時間を楽しんでいたので、夫婦の会話は久しぶりだった。
しばらく話しているうちに、リビング全体がふんわりと柔らかい空気に変わるのを感じた。
明日は、妻より早くアイマスクをつけよう。
そして、普段言えなかった感謝の気持ちを伝えよう。
いろは出版 好きなところカード 2枚
大切な人へ好きなところを書いて贈ろう
贈る相手の『好きなところ』をたった一言添えるだけ。
普段恥ずかしくてなかなか言えない、パートナーの好きなところを綴って贈り合いませんか?
きっと喜ばれるプチサプライズ感のある贈り物です。
夕食のとき「会社の人のお子さんがねえ・・・」と話しかけてくれた話題を「それって人それぞれだよね」と打ち切ったら気まずい雰囲気になった。
疲れてるのはお互い様、お風呂掃除した後『バブの湯』にみたてて、 本日の香りを選んで、一番風呂でプチおもてなしした。
ごめん!ちょっと疲れてて、やりとりする余裕が無かったんだ。
夜、子どもたちを寝かせてリビングに戻ると、夫も洗い物をちょうど終わらせたところで。おつかれ~ってことでめぐりズムを渡して2人でソファでつけてみた。
仕事と家事育児を駆け抜けたあとの、貴重なほっとする時間になりました。
「寝かしつけありがとう」 「洗い物もありがとー」お礼を言い合うと気分もほぐれてほっこり。
うちの両親は、ここ数年、おうち時間にいっしょに海外ドラマを観るようになったそう。見終わったらアイマスクしてみたら、とすすめたら「あったか蒸気で気持ちいいから、いっぱい話せたわ。明日、トイレ掃除やってくれる?って頼んだら、二つ返事だったよ。ご機嫌な時に頼むといいわね~♪」そんな話にわたしもほっこりした。